10月6日(月)、後期始業式が行われました。始業式に先立ち、9月14日に行われた近畿高等学校定時制通信制課程体育大会奈良県予選バドミントン部門で本校生徒が団体戦で第2位になり、表彰されました。11月9日に滋賀県で行われる近畿大会に出場します。
続いて校長先生より式辞がありました。校長先生の考える「人として成長するために大切なこと」として、次の2点が示されました。「小さなことを自分で決めて続けること」「人の話をよく聞くこと」。どちらも難しいことではなく、いつでも始められることであり、続けることでより実りある学校生活になるよう頑張ってほしいという内容でした。
さらに生徒指導部長からは、次のステップに進んでいく生徒に向けて、「社会で必要とされる力とはなにか」について講話がありました。企業が求める人物像として、最も重視されるものは『人間力』であり、この力は即席でつけられるものでないため、学校を含む日々の生活で時には立ち止まり、考え、培っていってほしいとの内容でした。
最後に学校図書から学習漫画についての紹介がありました。どれも魅力的で面白そうな作品ばかりでした。漫画をきっかけに図書室に足を運び、多くの作品に触れ、読書の良さを多くの生徒に体験してほしいです。
後期始めから良いスタートをきることができたと思います。この調子で充実した学校生活を送って欲しいと思います。
10月11日(土)、第69回奈良県高等学校定時制通信制課程生徒生活体験発表会が本校の文化創造館で行われました。
奈良県内にある定時制・通信制高校の代表生徒たちが、それぞれの生い立ちや経験、そして現在から見据える将来についてなど、日々の生活で感じたことや考えたこと思ったことを熱く発表しました。本校からは3年生の林 滉太朗さんが「心の声と向きあう」と題して、自身の経験や思い、将来への展望について、終始凜とした姿で発表し、見事「奨励賞」を受賞しました。最優秀賞の大和中央高校の発表をはじめ、どの発表も心に響く素晴らしい内容でした。
また、本校生徒会の生徒が司会進行に携わり、生徒全員で準備・本番の運営・片付けを実施するなど、大会の成功に大きく貢献しました。発表を行った林さんはもちろんのこと、発表を聞いていた多くの生徒が、それぞれの体験談から今後の生活に活かせるヒントや学びを得たと思います。
10月22日(水)、秋期進路指導講演会が行われました。講師に本校定時制課程の卒業生であり、現在ネイルサロン「∞97(ハクナ)」を経営されている大西さんをお招きしました。
大西さんからは、本課程に入学された経緯、学校生活での思い出、そして卒業後に会社を経営する中で必要だと感じた「社会人としての力」についてご講演いただきました。特に「目標を持つこと」、それを「実現すること」の大切さ、そして「コミュニケーション能力」の重要性について、熱のこもったお話をいただきました。
本課程の卒業生ということもあり、生徒たちは大西さんの話を身近なロールモデルとして感じながら、真剣な姿勢で聴講していました。今回の講演が、生徒達がこれからの学校生活、そして社会人生活を見据え、自ら目標を設定し、実現に向けて努力を重ね、小さな成功体験を積み重ねていくことで、自身の将来を主体的に考える大きなきっかけになったと思います。
10月24日(金)、秋晴れのもと体育大会が開催されました。今年度の種目は、「綱引き」、「障害物借り物競走」、「畝定オリジナル玉入れ」、「学年対抗リレー」の全4種目を学年対抗で実施しました。特に最後の「学年対抗リレー」では、教員も参加し、生徒と共に真剣に走り、大会を盛り上げました。競技に参加する生徒、応援する生徒も、それぞれの立場で全力で取り組み、大会を楽しんでいる様子が見られました。
学年の枠を超えてお互いを応援している姿は、非常に印象的でした。生徒会が中心となり、全ての生徒が協力して行動できたおかげで、準備から競技の進行・片付けまで滞りなく終えることができました。この行事を通して、他学年との交流が促進され、今後の学校生活における生徒たちの協力体制が一層強化されたと思います。